イースターのパンを作って。

今年の4月16日は、イースターデーがあるそうです。

ご存知の方も知らない方もいるかも知れませんが、イースターというと私は何故か、スヌーピーを連想するのです。

イースターについては、こちらのホームページに詳しく紹介されています。

http://www.eigotown.com/culture/special/easter/index.shtml

これも判る人と判らない人がいるかも知れませんね。

昔、あるスヌーピーのコミックシリーズに、春のイースター時期の漫画として、スヌーピーが籠も持って嬉しそうに踊りながら、卵をピーナッツのメンバーに配るシーンがよく登場していました。

 コレを始めてみた私は、なるほど、春の日に、ワンちゃんが卵を配る日がイースターなのね。と完全に刷り込まれてしまいました。

 私の知っているアメリカとは、スヌーピーが出てくる漫画コミックそのものだったので、大きくなるまでかなり信じ込んでいました。

後で、イースターの日に卵を配るのは、うさぎさんだったと知ったのは大人になってからです。(^^;;

 エイゴ本の出会いはスヌーピーのコミックスが最初だったのですが、あの谷川俊太郎さんの名訳に、心を奪われてしまって、ろくすっぽ英語文の方は見ていなかったようです。 

谷川さんの訳は素晴らしいのだけれど英語を学ぶには良くなかったかもという感じがあります。

 うーん、変な話ですが、ご幼少の頃に、このマンガを見て英語って日本語で喋ってもOK?と考えてしまったお馬鹿な私です。

 最近、またこのスヌーピー他メンバーが登場するピーナッツシリーズが、角川書店から出版されています。

 訳はもちろん名翻訳家である詩人の谷川俊太郎さんです。

最後に出されました本にはシュルツさんが最後に書かれた漫画が載っており、、心に染み渡る文章となっています。

 シュルツさんは、このコミックの連載終了と同時に亡くなりました。

なんか、それを思うと、最後まで几帳面に連載を休むことなく描かれたお人柄を偲ぶことができていい漫画だなと思います。

 

aisbn:4047044121A peanuts book featuring Snoopy (26)

イースターに関するものが、作りたくなったので、スヌーピー(ある昔、月刊誌の表紙に出ていた挿絵を参考に)と、うさぎ(紹介しました英語タウンの冒頭のイラストを元に)の消しゴム判子を作って見ました。

コレにちなんで、イースターのパンである「ホットクロスパンズ」(もどきですが)を作ってパンと共に夢の競演?をさせてみました。(^^;;

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「ホットクロスパンズ」とは、【イギリスのイースターのパン。パンの上にかけたク十字は、協会のシンボルマークの十字架を表わし、また四季を表現しているとも言われています。シナモンを加えた生地でフィリングを包み、ビスケット生地に近いクロス用の生地を十字にかけたものです。】-島津睦子著 〔パンの本〕より抜粋。

更に〔洋菓子用用語辞典〕では、

hot cross bun(ホット・クロス・バンヌ) パン用スパイス(液状)、レーズン、ピールを入れ、丸形に成形、上部に十字の印をつけたパン。かつては宗教的意義を込めて作られた。

聖金曜日(復活祭の前の金曜日)に食される。

と書かれておりました。

本来は、生地にもシナモンそして、フィリングにもシナモン入りのを使うのですが、パン生地にシナモンなどの香辛料を使ってしまうと子供らが食べてくれないため、食べやすいように生地をヨーグルト入り生地にし、フィリングには冷凍庫にストックしてある紅玉でジャムを作ったものを生地に包んでみました。

そのパンに入れた断面図はこれです。

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パン生地の作り方は、

生地は中道順子さんの本の「手作りパン」より「ヨーグルトパン」を。

イースターパンの成形は島津睦子さんのご本「パンの本」より「ホットクロスパンズ」を参考にさせてもらいました。

どちらもパンを習いたての頃に買った本で、今でも時々読み返しております。

中道順子さんの本は、基礎的なパンを幅広く応用できるように展開をされていて判りやすいです。

 この本の大本になったレシピは某サラダオイル会社主催だったため、一部油脂をオイル使用で作られているパンもあります。

パンを作る際、オイルを使うことはパン屋さん関係のプロの世界では、かなり邪道ということらしい?ですが、家庭で作るパンをということであれば、そこそこに美味しく出来ますし、バターとかのアレルギーがある人にはいいかもと思います。

 昔々、聞いた話でうろ覚えなのですが、どうもオイルはバターと違って発酵時とかに、他の材料の粒子?を破壊するとか何か悪さをするらしい?のです。

 

島津さんのパンの本は、世界中のパンとイベント(クリスマスなど)に食べるパン、発酵の仕方(天然酵母、中種法、老麺生地など)に多方面渡って紹介されており、この一冊をみるだけでも、とても為になる構成になっております。

残念ながら、どちらも市場に出回っている可能性が少ないですがもしも図書館で見つけたら読んで見る価値があるものです。

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