私のヒーロー(^^;;

 ヒーローといっても戦隊モノ?とかではありません。

私にとってのヒーローは、「鬼平犯科帳」の主人公である 長谷川平蔵です。

以前、某テレビ番組で、歌舞伎俳優の中村吉衛門氏がとても魅力ある平蔵を演じていたのが甚く印象に残っています。キャストも、中々豪華で見ごたえがありました。

 その物語の長谷川平蔵は、火付け盗賊改めという、今で言うところの特別警察隊の長官かな?を専門とする奉行所にいて、盗賊を捕らえるのをお勤めとしていた方です。(実在の人物です。)

 賊を捕まえるには、自分の部下をはじめとして、元盗人達も配下にして活動をしております。

物語によると、若い時分にグレテいたこともあり、そういったところから今で言う不良仲間?の人たちのつながりができたみたいです。

 人物の器が大きく、正義の道にも悪人の心情も理解できると言う人物として、魅力たっぷりに描かれています。

悪人の気持ちを理解出来るが為に、悩み苦しむこともありそのことが、この物語を一層深いものにしています。

池波正太郎氏の巧みな筆さばきによって、江戸という時代背景を舞台に生き生きとしたタッチでかかれています。

物語自体は、沢山あり過ぎてどれがお勧めと言われても困りますが、平蔵が名だたるグルメとうことで、美味しそうな江戸前の料理が物語りの中にいろいろと出てくることが多いです。(原作者の池波氏も食通として有名です。)

ということで、私はこの物語の取っ掛かりとしてaisbn:4167142341池波正太郎鬼平料理帳をお勧めしたいと思います。

読んでいるだけで、料理の描写のみならず、物語の進行も楽しめるので、そこから興味を覚えた物語を読んでいけば、尚一層 この鬼平の話も楽しめることが、出来てまさに一石二鳥であると思います。