お勧めの英語の読みもの(但し、難あり!!)

 是非にと一押しの本があるんですが書いている著者は、少々曲者で叩けばいろいろとありそうな方なんですけれど書いているものはいいので、、この際この方の人格うんぬんは置いておいて本のみの評価ということでお勧めしたいと思います。

(すごく、回りくどい言い方なんですが、世の中、考えてみれば、必ずしもいい仕事をしている人が、必ずしもいい本を書くとは限りませんし、良い事とか真っ正直にやっているとか限らないので。ちなみに、この著者の方はある政党から今回選挙に出られるそうです。)

 そのお勧めの本とは、

aisbn:408720068x中年英語組―プリンストン大学のにわか教授という本です。

 タイトルとかこの方の華麗なる?略歴とかを見ると、敬遠したくなりますが読んでみたら、文章の運びとかが上手だし、ポイントも押さえてある本だったので、凄く読みやすかったです。

 まずは、この書かれた作者は、当時 大蔵省に勤めていて、大学との交流人事で客員研究員として派遣された絵に描いたようなエリートです。

本の中では、最初のうちは日本へ国際電話をかけるための英語が離せなかったとか、マクドナルドでも注文出来ないこと、大変素直?に正直に書かれています。

英語を学びたいけれど、、自信がちょっと、、というおじさん方?にとっては凄く励まされるお話がいろいろと出てきて面白いです。

こういうときに、こんなふうな使い方が出来るといった直ぐにも使えそうな英語の表現、文などの例も沢山、載っていて、、、、もしかすると、著者も書いてある通り、中年のおじさん(失礼!!)で、高学歴な方が仕事などで再度英語を!!ということを考えている人にはいい本ではないかと思いました。

(私には、少し高尚な英語例文が多かったので難しかったところもありましたけれど。)

それと、ちょっと前の感想文について日記を書いた時に、そのノウハウは?ということを思っていたら、この本の中にヒントになりそうな面白い方法が載っていました。

 著者が、お子さんの学校で出される宿題のレポートの書き方から論文を書くテクニックを学ぶということで、その方法が紹介されています。

抜粋をしてみると、、

「まず、最初に結論を書きなさい。そして、その理由を3つ書きなさい。それぞれの理由の中に、具体的な例示や補強材料を3つ入れなさい。最後に、結論をもう一度書きなさい。 但し、最初に書いた文章と異なる表現を使い、要約することが必要です。」

これって、大学の小論文や会社の提出書類とかでも、使えそうな気がしますがいかがでしょうか?

日本でも小学校位の時から、テクニックをきちんと、体系をつけて学んでおけば文を書くときにあんまり苦労しないで書けるのではと、この上記のことを読みながらふと思いました。

このテクニック論を学ぶにもいいことが書かれているので、お勧めしたいです。